群馬県の西端に位置する嬬恋村は、土地柄を活かした高原キャベツの産地として有名です。過ごしやすい気候のため、移住にもおすすめの土地といえるでしょう。

しかし、生活をしていくためのスーパーや教育施設などが整っているか気になったことはありませんか？中には、「不便な村なのではないか」と考える方もいるかもしれません。

そこで今回は、嬬恋村の暮らしに密接にかかわる施設などを紹介し、本当に暮らしやすい街なのか検証します。移住を検討している方や別荘の購入を検討している方は必見です。

嬬恋村の基本情報

まずは、嬬恋村の基本情報から紹介します。村の特徴は、キャベツをはじめとした高原野菜の産地であり、万座温泉や鹿沢・新鹿沢温泉などを有する観光地という点です。人口や村の総面積などは下記をご参照ください。

※2022年3月1日現在

嬬恋村で生活するために必要な施設

続いては、嬬恋村にある生活に必要な施設について紹介します。

交通機関

村での交通手段は、車移動がメインです。電車の駅は、JR吾妻線の「袋倉駅」「万座・鹿沢口駅」「大前駅」の3つがあります。公共交通機関で村を訪れる場合、3つの駅のうちいずれかを目指すことになるでしょう。

また、村内には路線バスも走っています。多くの観光地を回っているので、乗車してみると村の雰囲気が分かるかもしれません。

村役場など村が運営する施設

嬬恋村の村役場は、JR「大前駅」から徒歩10分圏内の場所にあります。近くを流れる吾妻川と雄大な山々に囲まれた自然豊かな場所にある施設です。村の中央部に位置するので、どこからでも訪れやすいでしょう。

移住した場合、転入届などの各種手続きを村役場でする必要があります。暮らしについて困ったことがあれば、なんでも相談してみましょう。

そのほかにも、体育施設や総合グラウンド、嬬恋会館や地域交流センターなど村が運営する施設は数多くあるので、気になる方は嬬恋村役場のHPからチェックしてみてください。

ショッピング施設

村内には、スーパーとコンビニがそれぞれ3つずつあります。いずれも村の幹線道路といえる国道144号線沿いに位置する店舗です。

そのほかにも、ホームセンターや飲食店も同様の国道沿いにあることがほとんどです。買い物や外食をするには、国道144号線沿いまで出るとよいでしょう。

ただし、嬬恋村名物のキャベツが販売されている直売所は村内に幅広く点在しています。そのほかの野菜も多く販売しているものの、ほとんどが車でしか行けない場所なのでご注意ください。

教育施設

嬬恋村には、幼稚園・保育園から高校まで以下6つの教育施設があります。

• 嬬恋村立東部こども園（保育園部・幼稚園部）
• 嬬恋村立西部幼稚園
• 嬬恋村立東部小学校
• 嬬恋村立西部小学校
• 嬬恋村立嬬恋中学校
• 群馬県立嬬恋高等学校

嬬恋中学校と嬬恋高等学校は、平成13年度に中高一貫教育推進指定校となり、交換授業や部活動での交流、高校体験学習などを行っています。

嬬恋高等学校の2025年度新入生からは「未来創造コース」「探究アスリートコース」の新しく改編されたコースで学べるようになりました。過疎化による人口や生徒の減少は著しいものの、ここでしか体験できない学生生活を送れるでしょう。

医療機関

嬬恋村にある最も大規模な業院が、嬬恋村国民健康保険診療所です。「万座・鹿沢駅」から徒歩圏内の場所にあり、村民だけでなく、観光客も訪れやすいでしょう。

また、「万座・鹿沢駅」と「大前駅」の中間地点には、桜井クリニックもあります。内科・外科・胃腸科・小児科・リハビリテーション科など幅広い診察を行っています。

そのほかにも、歯科医院が村には3件あります。困った時にはぜひ頼ってみてください。

嬬恋村は生活しやすい？

嬬恋村は面積のほとんどを山間部が占めており、便利な施設は少ないかもしれません。

しかし、それは村の内部だけの話です。もう少し広い目線で見てみると、南は大型ショッピングモールを有する長野県軽井沢町、西に向かえば上田城がある長野県上田市があります。

いずれも町の中心部から車で40～50分程度と、休日のドライブにはちょうどよいでしょう。

また、日々の生活には直接関係ないものの同じ村内に温泉や自然豊かな高原があるのも高ポイントです。都会の喧騒から離れてのんびりと暮らしたい方におすすめです。

まとめ

豊かな自然やおいしい高原野菜などを求めて観光や移住者が増えているという嬬恋村。一見すると不便に思えるものの、国道144号線沿いに出ればスーパーやコンビニ、飲食店などが多く立ち並ぶ点や周辺地域にも車があれば行きやすいことがわかりました。

普段は静かな土地なので、落ち着いた生活が送れるでしょう。移住や嬬恋村での生活に興味がある方は、ぜひ村役場までお問い合わせください。