アウトドアが注目される今、自然に囲まれた地域で暮らすことを夢見て、別荘管理の仕事に興味を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。中にはネットで検索してみて、求人数の少なさから、就職は難しいのではと諦めている人も多くありません。確かに全くの未経験から別荘管理の仕事に就くのは難しいケースもあります。ただ、きちんと段階を踏めば別荘管理員への道もそれほど遠くありません。

本記事では別荘管理の仕事を目指す方に向けて、別荘清掃、ハウスキーパー、インテリアコーディネーターの3つの職業をご紹介します。別荘管理員へのステップアップの方法も解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。

ステップ1：別荘清掃

別荘管理の仕事は別荘内の清掃や防犯対策、業者への連絡など多岐にわたります。なかでもメインになる仕事が清掃です。別荘清掃の仕事を通じて清掃の基礎が身に付けば、別荘管理員への大きな一歩につながるでしょう。

別荘清掃の仕事内容

別荘清掃の主な仕事は客室の掃除機がけ、床の拭き掃除、水回りの清掃などが挙げられます。家庭で行う掃除と大きな違いはなく、特別なスキルがなくても働けます。ただし自分や家族が暮らす家ではなく、あくまでもお客様をお迎えする客室のため普段よりも細やかな掃除が求められるでしょう。他にも、ベッドメイキング、アメニティ交換、インテリアのメンテナンスといった仕事も行うケースがあります。

別荘清掃として働くメリット

先述したように、別荘清掃の仕事には特別なスキルは必要ありません。髪型や服装も比較的自由な場合が多く、どの年代の方でも気軽に始めやすいのが大きなメリットです。また素早く綺麗に掃除ができればOKなため、コミュニケーションに自信がない方や集中して作業をしたい方におすすめの仕事といえるでしょう。

ステップ2：ハウスキーパー

清掃の仕事を経験した後に、ハウスキーパーとして開業し、活躍する人も多くいます。別荘の設備に詳しくなれば、別荘管理員へのキャリアアップもしやすいです。

ハウスキーパーの仕事内容

ハウスキーパーの仕事は、清掃員と同じく掃除や備品の整理などが中心になります。清掃員との大きな違いは「契約方法」と「料金形態」です。清掃員の多くは清掃を担う会社と雇用契約を結んで、社員・スタッフとして仕事を行います。一方でハウスキーパーは個人事業主が多く、別荘の持ち主や管理会社と直接契約を結んで働きます。社員やスタッフの場合は「給料」という形でお金が振り込まれますが、個人事業主の場合は報酬や勤務時間を直接交渉する必要があるのです。

ハウスキーパーとして働くメリット

ハウスキーパーとして働くと、清掃員よりもさらに高い掃除のスキルが身に付きます。住み込みで働く場合は、居住費などの生活費を抑えながら暮らせるのも大きなメリットでしょう。またハウスキーパーとしてのスキルは別荘だけではなくホテルや個人宅でも活かせるため、今後の仕事先の選択肢も広がります。

ステップ3：インテリアコーディネーター

清掃員やハウスキーパーとしてたくさんの別荘を回っているうちに、素敵なインテリアや内装に出会うこともあるでしょう。清掃の仕事は短時間で終わるケースも多いため、空いた時間を活用して勉強しながら、インテリアコーディネーターを目指すのも一つの方法です。

インテリアコーディネーターの仕事内容

インテリアコーディネーターは家具や照明、壁紙などをトータルコーディネートして、お客様の理想の空間を創り上げる仕事です。見栄えの良さだけではなく、暮らしやすさやライフスタイルの変化に対応できるかも考えながらレイアウトしなければなりません。そういった面では、数多くの別荘でさまざまなインテリアに触れてきた経験が大いに役立つといえます。

インテリアコーディネーターとして働くメリット

インテリアコーディネーターとして働くと、自然と内装や住宅設備に関する知識が深まります。インテリアコーディネーターとして培ったインテリアに関する知識は、別荘を管理していく上でも役に立つはずです。また資格を所持していれば転職や更なるスキルアップも目指せ、収入の増加も期待できるでしょう。

別荘管理の仕事を目指すなら、まずは別荘清掃がおすすめ

別荘管理の仕事を目指したいと考えている方は、別荘清掃からスタートするのがおすすめです。その後、ハウスキーパー、インテリアコーディネーターと仕事の幅を広げていくこともできます。それぞれの仕事で得た知識やスキルを活かせば、別荘管理員として働くのも夢ではありません。まずははじめの一歩として、別荘清掃にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

別荘清掃については下記のサイトでも紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
＞別荘管理の仕事を目指すあなたに！清掃業務から顧客ニーズを知ろう｜TSUMAGOING