日本屈指の別荘地として名高い長野県軽井沢町で正社員として働きたいと考えたことがある方はどの程度いらっしゃるでしょうか。魅力的な観光スポットの数々や豊かな自然に憧れて、移住を計画する人も多いでしょう。

しかし、実際に正社員としての働き口があるのか気になるところですよね。そこで今回は、軽井沢で働くおすすめのポイントや仕事について紹介します。実は正社員として働くチャンスは数多くあるので、移住を考えている方はぜひご覧ください。

別荘地軽井沢は正社員として転職するのにおすすめ

まずは、軽井沢が正社員として転職するのにおすすめの理由から解説します。

観光客の増加

軽井沢には、毎年多くの観光客が集まります。長野県軽井沢町公式HPが公表している「軽井沢町の統計」によると、2019年までは毎年800万人もの観光客が訪れていたそうです。

しかし、コロナウイルスの影響により翌年は約500万人に減少しました。そこから徐々に増え続け、2023年には約700万人まで回復しています。今後もコロナ禍前の数字まで戻ることが期待されるため、その分働き口も増えていくでしょう。

人口と別荘地の増加

軽井沢の人口とそれに伴う別荘地が年々増加している点も正社員として働くのにおすすめの理由です。「軽井沢町の統計」によると、2024年の軽井沢町の人口は21,603人と過去最高の数字を記録しています。

また、別荘軒数についても年々増加し、2019年には15,965軒が町内に現存。こちらも過去最高記録でした。

観光客・人口共に増加しており、町内での仕事も増えると予想されます。従って、軽井沢での正社員転職はおすすめといえるのです。

軽井沢で正社員募集をしている仕事

続いては、軽井沢で正社員として働ける仕事を紹介します。以下6職種は特におすすめです。

飲食店スタッフ

軽井沢には、地元の特産物を使用したレストランやカフェ、パン屋、居酒屋など多種多様な飲食店が点在しています。南ヶ丘・南原エリアには、さまざまなレストランが隣接する「グルメ通り」があり、町外からやってくるお客さまも少なくありません。

いつか自分の店を持ちたいと思う方は、評判の飲食店に正社員として就職すればその足掛かりになる可能性もあるでしょう。

運転手

観光客の増加を見越して、バスやタクシーなどの運転手として働くのも有効でしょう。観光スポットはそこかしこにある一方で、公共交通機関がそこまで発達していない軽井沢町において、観光客が快適に移動できる手段は必要不可欠です。

未経験でも受け入れ可能な企業もあるものの、バスの運転手は「大型自動車第二種免許」、タクシー運転手は「普通自動車第二種運転免許」が必要なので、入社時には免許の取得が求められるでしょう。

住宅営業

人口や別荘地が増えていることから、住宅を販売する営業スタッフとしても働き口は多いはずです。

自分自身も軽井沢に住むことになれば、暮らしていくだけでお客さまに生の情報を提供できる点もメリットです。

別荘地の各種管理業務

別荘での水や電気などのインフラ管理や清掃業者の手配などを行います。管理する別荘で暮らす人が快適に生活できるように、さまざまなメンテナンスを施すのがおもな業務です。

また、別荘地や宿泊施設など建物を建設する際に、滞りなく工事が進むように指示を出す施工管理業務という職種もあります。施工管理技士の資格を取得すると、転職にも有利に働きやすいのでおすすめです。

宿泊施設のスタッフ

観光客の増加とともに必要不可欠になるのが宿泊施設です。軽井沢に本拠地を置き世界進出も果たしている「星野リゾート」をはじめ、さまざまなホテルや旅館が町内に点在しています。

単身者の場合は寮を用意している施設もあり、新しく住む場所を探さなくてよい点もメリットでしょう。

清掃員

ホテルや旅館などの宿泊施設をはじめ、温泉やレジャー施設、別荘などの清掃員も広く募集しています。「軽井沢には住みたいけどなるべく人と接しない仕事が良い」と考えている方におすすめです。

高級ホテルや温泉地などであれば、働きながらにしてリゾート気分を味わえるかもしれません。

まとめ

多くの企業が密集する都心からは離れているものの、軽井沢は観光客や人口の増加により正社員として働くチャンスは十分にあります。

飲食店や宿泊施設のスタッフ、運転手といった職種は、観光客をターゲットにした仕事であり、働きながらさまざまな人と接することができるでしょう。

対して、住宅営業や別荘の管理業務は人々の生活に根付いた仕事です。軽井沢でどんな人と働きたいのか、自分はどんな仕事が向いているのかを考えながら正社員の求人を探してみてください。