嬬恋村は群馬県にある自然豊かな村です。それでいて、スーパーや学校、役所など生活に必要なものは揃っており、大きな不便は感じません。そのため近年移住者から人気を集めています。移住を考えたときに気になるのがお仕事探しですよね。嬬恋村への移住を考えているなら、移住者支援を利用しましょう。この記事では嬬恋村の移住者支援の内容や利用するメリットについてお話します。

嬬恋村への移住について

嬬恋村は群馬県の西北部に位置し、浅間山や白根山などの山々に囲まれた自然豊かな村です。嬬恋村にはありのままの自然を生かしたキャンプ場、別荘地、温泉、ゴルフ場、スキー場などのレジャー施設が充実しています。

自然豊かな嬬恋村ですが、都心からそれほど遠くはなく、2時間程度で行くことができます。また、生活に必要な設備は揃っており、大きな不便を感じることもありません。豊かな自然と程よい便利さを兼ね備えた嬬恋村は、別荘地や移住地として人気を集めています。

実際に嬬恋村に移住した方の声としても「自然の恵みをたくさんもらえる。明るく大らかな人が多く、移住者も受け入れてくれるので過ごしやすい」「買い物できるところが少ないが、ネットショッピングができるので大きな不便を感じることはない」「自然豊かで静かなところで、夏はとても過ごしやすい」などがあります。

嬬恋村の移住者支援とは

ここでは嬬恋村の移住者支援をご紹介します。

嬬恋村移住支援金事業

嬬恋村に移住する以前の10年間のうち、通算5年以上（転居直前は連続1年以上）東京23区内・東京圏に在住し、23区内に通勤していた人を支援する事業です。

上記に当てはまり、平成31年4月26日以降に嬬恋村内に転入した方で、次の（１）〜（３）のいずれかの要件を満たす方 が対象者になります。

（１）群馬県または他の都道府県がデジタル田園都市国家構想交付金（地方創生推進タイプ（移住・起業・就業型））を活用して開設するマッチングサイトに掲載された対象求人に応募して採用された方
（２）群馬県または他の都道府県がデジタル田園都市国家構想交付金（地方創生推進タイプ（移住・起業・就業型））を活用して実施する起業支援事業に応募し、起業支援金の交付決定を受けた方
（３）所属先企業からの命令ではなく、自己の意思により移住した場合であって、移住先を生活の本拠とし、移住元での業務を引き続き行うこと。また、国が別途実施するデジタル田園都市国家構想交付金（デジタル実装タイプ（地方創生テレワーク型））又はその前歴事業による資金提供を勤務者にしていない方

【支援金額】
・2人以上の世帯：100万円
・単 身 者： 60万円
・こども（18歳未満の世帯員を帯同）：一人あたり30万円

制度の詳細はこちらから「嬬恋村移住支援金事業について｜嬬恋村役場」

移住希望者滞在費補助金制度

群馬県以外に住んでいて、嬬恋村に移住したいと考えている人に向けた補助金制度です。

【補助金の対象者】
・群馬県外にお住いの方
・村内の宿泊施設を利用する方
・滞在中に移住相談を実施できる方 相談場所：嬬恋村地域交流センター（〒377-1524　群馬県吾妻郡嬬恋村鎌原494-45）
・転勤、婚姻等による転入予定者でない方
・親族が村内に住所を有していない方

【補助金額】
・1人につき4,000円以内（1泊の宿泊料金の1/2以内の額で、4,000円を上限とします。）（同行者）
・中学生以上　4,000円

制度の詳細はこちらから「移住希望者滞在費補助金制度について｜嬬恋村役場」

空き家バンク

空き家の物件情報を提供してくれます。空き家バンクは営利目的ではないため、仲介手数料がかかりません。

特産品開発支援事業の補助金

地域活動団体等による、嬬恋村にまつわる特産品の開発や改良の補助金があります。補助限度額は50,000円で補助率は半分までとなっています。

このように嬬恋村には移住者への支援が多数あります。せっかく移住するのであれば、利用できる支援は使っていくといいでしょう。

嬬恋村へ移住するメリット

嬬恋村へ移住するメリットは「自然を感じることができる」「夏も涼しくて快適」「程よい田舎生活を送ることができる」「子育て環境が整っている」などです。

自然を感じることができる

嬬恋村は豊かな自然に囲まれた村です。春は山々の新緑を感じることができ、涼しく過ごしやすい夏は川遊びや滝のマイナスイオンを感じることができます。秋は紅葉を楽しみ、冬は雪化粧をした山の中でウィンタースポーツを楽しむことができます。ありのままの自然を感じながら、共存することができるでしょう。

夏でも涼しくて快適

嬬恋村の標高は700〜1,400mで、平均すると約1,000mの高原地帯です。周りが標高2,000mの山々に囲まれているため、夏でも過ごしやすくなっています。年間の平均気温は8度と言われており、夏場も15〜20度と北海道なみの涼しさです。また湿度も高くないため、夏でも快適に過ごすことができるでしょう。

ほどよい田舎生活を送ることができる

嬬恋村は自然を感じながらも生活に必要なものは揃っています。そのため大きな不便を感じることはありません。また、嬬恋村には2つの生活スタイルがあります。ひとつは村内に住むという選択です。村内では伝統行事や伝統芸能を大切にしており、村民同士の密な人付き合いがあります。

もうひとつは嬬恋村の別荘地に住むという選択です。別荘地は行事や地域活動への参加が必須ではありません。そのため、自分たちのペースで田舎暮らししたいと考えている人にぴったりです。

子育て環境が整っている

自然のなかで子育てしたい、と考えている人にとって嬬恋村はぴったりの移住先です。自然豊かなのはもちろんですが、子育て支援も充実しています。保育園と幼稚園はひとつずつあり、いざというときもファミリーサポートや保育園の一時預かりなどのサポートもあります。また、学校は小学校が2校と中学校が1校、高等学校が1校、吾妻郡内には特別支援学校も1校あります。

公園も多数あり、子どもが遊ぶところに困ることもありません。また「にこにこ広場」という未就学の乳幼児を対象とした遊び場もあります。同じように地域で子育てをしている親子の交流の場になっており、定期的にイベントもおこなわれているようです。

また子育て支援として、出産祝い金の支給や、保育料の無償化、幼稚園から中学校の給食費の無償化、中学卒業までの医療費の無償化、などがあります。小さい村ながらも支援は充実していると言えるでしょう。

まとめ

嬬恋村は自分らしく田舎暮らしを送りたい、と考えている人にぴったりの移住先です。また、補助金や空き家バンクなどの移住者支援も充実しています。子育て支援もしっかりしています。仕事についても、移住者が働きやすい仕事もあるので、安心して移住することができるでしょう。

リンク：嬬恋村は夏でも涼しく快適に過ごせる！気温が低い理由を解説！